
石油化学コンビナートとは
■ はじめに
コンビナートとは簡単に言うと、私生活に使う物の原材料や製品を生産している工場。石油コンビナートでは、身近なガソリン·軽油·灯油をはじめとする石油製品を生成している。大元は『原油』からできており、この原油を熱分解し気化する温度差によって各製品を生成する。化学コンビナートでは、『原油』に限った製品ではなく、あらゆる物を熱分解·電気分解·合成·化学反応させ、私生活における物の原材料(製品)を生成する。
各コンビナート(お客様)には上記の製品を製造する『製造課(仮)』、各製品の研究・品質向上を目的とした『研究課(仮)』、機器のトラブル・増設・保守メンテナンスを行う『工務課(仮)』が存在する。
上記の工務課様より依頼を受け、工事を施工していく。
■ 細かな作業内容·流れ
製造課より、機器の故障・トラブル・改善等の依頼を工務課が受ける。
工務課が工事内容を決定し、その工事を工務課より工事会社へ依頼される。
①『製造課』より『工務課』へ工事依頼
↓
②『製造課』『工務課』協議の元、工事内容を決定
↓
③『工務課』が工事仕様書を基に工事会社へ依頼
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④工事会社が工事仕様書に基づき、工事内容·必要資材の確認
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⑤見積り・工事受注
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⑥工事に必要な資材·機材の手配
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⑦工事工程表等の必要資料の作成
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↓
⑧工事施工・完工★
※2施工中、工事仕様書に記載の無い工事は
”追加工事”として処理し、発生した場合は
個別に再度①へ
↓
工事内容に適した工事会社への依頼
↓
見積り・工事会社決定
※1
工事業種:鉄工、足場、重量、鳶、重機、ジェット洗浄、塗装、保温、検査、配管、製缶、補修、リースetc..

■ 工事内容
・機器開放
・清掃(機器内部流体や体積物によって方法が異なる)
・検査(機器の法規・確認したい場所などにより方法が異なる)
・補修(補修方法も多種多彩。機器の法規によって申請が必要な場合も)
・検査(補修部の検査)
・機器復旧
業務内容
「石油化学コンビナートにおける、製造機器の保守・メンテナンス業務」
上記説明においての『工務代行業務』『工事監督』『工事施工者』の業務を行う。
[ 工務代行業務 ]
[ 監督代行業務 ]
[ 作業者 ]
②からの業務となる。
製造課の依頼内容を確認し、工務課の意見に工事会社としての観点から+αで協議の場へ参加する。また、工事仕様書の作成、その他申請書類等の作成を代行する。現場においても各工事会社からの質問や参考資料の提出を行う。
※最終決定は工務課にて対応。
※お客様のメリット
工事内容協議の際に工事会社目線での協議ができる為、追加工事(※2)の件数減少・協議の時短によりトータルコストダウンが見込める。
現場工事を私に任せる事により工務課担当は別の仕事を行う事が可能。
よって"働き方改革″においての残業削減が見込める。
④からの業務となる。
『工務課』からの工事仕様書をもとに、工程管理·安全管理·作業者の配置調整·客先への対応·協力会社の対応·追加工事(※2)の積算等を行う。
⑤からの業務となる。
工事会社(※1)として上記の業務実績を生かして工事を施工する。
モノの安全を守り品質維持をしていく
お客様の現場がより円滑に今後も稼動していく為、
決められた期間のメンテナンスを丁寧に取り組み、提案・施工いたします。